告別式とは

　告別式とは、故人様と生前ご縁のあった友人・知人が焼香をして、故人様と最後のお別れをする儀式をいいます。故人様をあの世に送るなど宗教的意味合いの大きい葬儀とは本来異なるものです。かつては葬儀が終了してから改めて行うものでしたが、現在は、葬儀と告別式を一緒に行なってしまうのが主流となっています。


　告別式の流れは宗派や地方・地域により若干変わりますが、基本的には次の通りになります。

①僧侶の入場
　参列者が着席したら、僧侶が入場します。参列者は起立して一礼するか、頭を下げながら招き入れ、僧侶が着席・着座してから参列者も参列します。

②僧侶による読経
　お通夜や葬儀と同様に、僧侶による読経が30分程度行われます。宗派によっては、授戒・引導・灌頂という儀式を行うこともあります。

③弔辞・弔電の披露
　司会者の進行に従って、参列者のうち2～3人が数分間弔辞を述べます。その後司会者が弔電を2~3通奉読します。弔電の数が多い場合は、2~3通読み上げた後、名前だけを紹介します。

④焼香
　僧侶による読経の中で、参列者は1人ずつ焼香を行います。焼香が終わり、僧侶が退場したら告別式は終了です。


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